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執筆者の写真東京弓弦楽団

おにぎりの塩

練習に向かう道は汗ばんで

帰りにはカーディガンを羽織って・・・

そんな9月二回目の練習日


先生のヘアスタイルが

変わってました🫢


しばらく二胡SAMURAI田宇は見られませんが

こちらもスッキリお似合いです😉


今日は自ら体を張って

大曲のクライマックス部分を

表現してくれました🥹

 

練習後・・・

来月のイベント参加に向けて自主練~♪


ブログは中胡の羊子さん・・

いつも団のために

才筆をふるってくれて感謝!


 


中胡パートを担当するようになって二期目を迎えた。

中胡になって変わったこと。総譜をよく読むようになった。

五線譜に慣れた。他のパートの音により注意深く、耳を傾けるようになった。


スペインの民話で「お父様のことが塩と同じように好きです」と答えて宮殿を追い出された王女の話がある。後に父王はその真意を悟り涙を流すのだが、存在を強く感じさせてはいけないが、ないと物足りないものが塩。そんな役割を求められることが中胡には多いかと思う。理想はおにぎりの塩だが、塩は無理でもせめて海苔でありたい。

中胡の役割を自覚しながら、その曲に没入して演奏するには、他の音をよく聴いて、曲全体を俯瞰しないといけない。ベースのパターンの繰り返しであっても、どう歌うのか、支えるのか、押し上げるのか、引っ張るのか、収めるのか、総譜をよく読んで、先生の指導、メンバーの音をきいて考え、相応の技術の習得ないといけない。だいたいパート譜だけで一人で練習しても頭の中でほかの音をならさないと、身が入らない。弓弦楽団の場合、それは他のパートも同じなのだけど、やっぱり以前は自分のパートをこなすのに必死でその辺が甘かったかなと思う。言い換えればアンサンブルの醍醐味を改めて感じられるようになったともいえる。


中胡で困ることは、疲れること。まず重い。握力や指の力もいるし、力のかけ方や方向にもコツがいる。胴径が大きい分、腿を下げ気味にするので腹筋背筋が疲れる。

よかったことは、二胡に持ち替えると一瞬ではあるがとても楽に感じること。そして何よりも、前より弾く頻度が増えて、この子(胡)がよく鳴るようになったこと。


大曲の新譜が出た春から、厳しい夏を越え、実りの秋は目の前。新米もふっくら炊き上がり、具もととのう季節、ごはんも頑張れ!具も頑張れ!塩も頑張ろう、この子とともに。


 


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